甲状腺はホルモン異常のほかに腫瘍も比較的多い臓器です。
多くは良性(のう胞、濾胞腺腫、腺腫様甲状腺腫等)で、仮に悪性の場合(乳頭癌、濾胞癌、髄様癌、悪性リンパ腫等)でも進行がゆっくりのものがほとんどなのですが(未分化癌の場合は進行が急速です)、それを見極める画像診断が重要となります。
甲状腺の画像診断の中では、甲状腺エコー検査が血液検査と同じくらい重要な役割を占めます。大きさや血流、内部エコーを見ることによって甲状腺機能亢進症や機能低下症の鑑別診断にも役立ちますし、やはり大きさや血流に加えて石灰化、周りのリンパ節の形態等を見ることで、腫瘍が良性か悪性らしいものかある程度は判別できます。
甲状腺疾患における甲状腺エコー検査は現在最も有用性の高い画像検査と言えます。
ひなた内科では、院内でエコー検査を受けられ(約15分の検査)、新しいエコーの機械で血液検査とともに専門的な診断を受けることが可能です。
糖尿病をはじめとする生活習慣病は動脈硬化が問題となります。この器械は「いい診療を、いかにスピーディーに」を合言葉に作られた新製品で、動脈硬化の指標となるIMT(内膜中膜複合体厚)も5分程度で計測でき、甲状腺疾患の診断に重要な甲状腺エコー検査、肝臓、腎臓等を画像的に検査する腹部エコー検査なども血液検査と合わせても約15分で院内で検査を受ける事ができます。