糖尿病の合併症で命に係わる最もおそろしいものは心筋梗塞です。
心筋梗塞になった場合は、速やかに循環器内科との連携が必要ですが、まずは院内にある心電図検査で異常がないかどうかを確認することができます。
心電図では、心筋梗塞だけではなく、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)のときにも起こるような不整脈(心房細動)などの確認もできます。さらに、心電図と一緒の器械で、末梢の血管年齢を測定することができます(CAVI)。その他、頸動脈エコーで現在動脈硬化の指標の一つとされるIMT(内膜中膜複合体厚)も短時間で確認できます。心電図は5分程度、頸動脈エコー検査も10分程度で当日結果を確認する事ができます。
一方、CVR-Rというのは糖尿病の合併症である神経障害のうち自律神経障害の指標となるもので、これもやはり10分程度で検査し、当日確認することができますので、ひなた内科では、同じメディカルビルにあるえのき眼科様と連携することで、糖尿病の合併症(網膜症、腎症、神経障害、心筋梗塞等の動脈硬化)の検査を一つの建物で行うことができます。
最近では、血管年齢も動脈硬化の指標として重要になってきています。ひなた内科では、心電図にあわせて、血圧脈波(CAVI)を測定し、血管年齢を5分程度で簡易的に検査する事ができます。さらに、糖尿病の合併症である神経障害が進み、自律神経障害などが出てしまった場合にもCVR-Rという検査を同じくこの器械で行い、実際に数値化して診断する事が出来ます。
糖尿病をはじめとする生活習慣病は動脈硬化が問題となります。この器械は「いい診療を、いかにスピーディーに」を合言葉に作られた新製品で、動脈硬化の指標となるIMT(内膜中膜複合体厚)も5分程度で計測でき、甲状腺疾患の診断に重要な甲状腺エコー検査、肝臓、腎臓等を画像的に検査する腹部エコー検査なども血液検査と合わせても約15分で院内で検査を受ける事ができます。