甲状腺機能亢進症[こうじょうせんきのうこうしんしょう]の治療には3種類(内服、手術、放射線)ありますが、日本では内服治療が一般的です。
薬を飲む必要がなくなるまでにかなりの年月が必要となりますが、抗甲状腺薬で効果のある場合が多いです。一方、甲状腺機能低下症に関しては、甲状腺ホルモンの補充(甲状腺ホルモン剤)が必要になってきます。
両方ともに自己免疫疾患のため、花粉症などのアレルギー疾患がおこると影響を受け悪くなってしまうこともあります。また、妊娠やお薬の副作用で甲状腺ホルモンのバランスが崩れる場合もあります。
診断を受けた場合は、定期的にホルモン等の検査を行い、内服の調整が必要になります。
診断を受けた事がない方でも、急激な体重減少(食べても食べても太らない)、暑くなくても汗をかきやすい、手がふるえる等の症状、あるいは逆に、食べる量が変わっていないのにどんどん体重が増える、暑い日でも寒く感じる、なんだか元気が出ない、足がむくんできた等の症状が出た場合は、甲状腺ホルモン異常の可能性があります。
ひなた内科では専門的にしっかりと診断をつけ、患者様の病態にあった治療を行わせていただきます。そして、甲状腺ホルモンができるだけ安定するように、薬の調整をさせていただきます。
上記の症状に心当たりがある方はお気軽にご相談ください。