自衛隊内部の医療関係者が読める防衛衛生という雑誌があるのですが、私の以前の上司であるあるS先生は、毎回それに投稿されており、大変興味深い内容の話が多いのです。
ある回をご紹介します。その回は「朝食摂取と健康」というタイトルでした。
内容としては『朝食についてはその摂取と肥満・健康との関連がよく研究されており、これまでの研究結果から、朝食をとる者はとらない者と比べて、肥満や心疾患、2型糖尿病などの罹患率が低いとされているが、因果関係については明らかにはされていない。むしろ、カロリー摂取を一定量に制限することが肥満の予防につながり、朝食をとるにしても、朝食用シリアルや卵、果物、野菜等、内容を考えてとることが大切』といったものでした。
私が読んだ海外のある論文では、朝食をとらない場合と、とった場合と比較して、体が栄養を吸収しやすくなり、太りやすくそこから糖尿病→心疾患などへとつながるとの記載がありました。
たしかに朝食をとらないと、お腹が減ってしまい、次の食事や夕食(特に炭水化物!)を多めに取ってしまう傾向があると我ながらの反省点として思います。
世の中のいろいろなダイエット方法があると思います。
もちろん、自分にあった方法を選ぶことが大切ですが、考え方の一つとして、食事回数よりも摂取カロリー、そして食事内容を考えることが重要であると、「今日は何を食べようかなぁ」と好きな食べ物ばかり頭に思い浮かぶ時はつくづく反省する私なのでした。